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白い波乗り様式・第5番

by いぶし銀。

心のそこから沸き立つようにテンションが上がる曲

波乗りについての曲は数多くあれど、ここまで波乗りと関係のない「サーフ」な歌は聞いたことがない。

この曲を初めて聞いたのは、今は無きタワーレコードの横浜・元町店。うちから自転車で10分程度のところにあって、いつでもふらりと行くことが出来た。欲しいCDはほとんどそこで買っていた。学生時代、何を買うでもなく立ち寄って、試聴機に入っていたSUPERCARの3rdアルバム「Futurama」の再生ボタンを押したときの感覚を、今でもはっきりと覚えている。

心の底からぞくぞくっとして、背筋に鳥肌がぶわっと立った、あの感覚。今が西暦何年で、今が何世紀で、今の季節がいつで、今が何時で、そういうのが全てぶっ飛んでしまったあの感覚。あの興奮。

その興奮をずーっと忘れられなかった僕は、自分がリーダーをしていたバンドのライブでは必ずこの曲を入場SEにしていた。メンバーから「またこれ?」と言われても全く意に介さず、ずっとこの曲を使い続けた。ただ、自分のテンションを上げるために。

今僕はブエノスアイレスのSTARBUCKS CAFEでMacBook Airを広げて仕事をしながら、このアルバムを聴いている。仕事をしながらしっかりテンションを上げて、集中力を切らさないように。

-SUPERCAR "White surf style 5." (from Futurama)

このFuturamaというアルバムは本当に飛んでもない。派手な曲だけでも「white surf style 5.」「CARMA」「Fairway」と、アルバムの良いところでガンガンとスピード感のある楽曲が押してくる。押せ押せだ。その間をつなぐような穏やかな曲達も、聴けば聴くほどクセになる。大好きなアルバム、大好きなバンドだ。

惜しむらくは、一度だけ言ったロックインジャパンフェスで、SUPERCARが演奏している時に熱中症になりかけてぶっ倒れていたことだ。悔しい。

ちょっとでもこのバンドに興味を持った方は、ぜひラストライブのDVDを見て欲しい。再生ボタンを押して、1曲目が始まった瞬間の得も言われぬ高揚感。本当にたまらない。


いぶし銀。
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